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赤いストラップ

ワガハイが愛用しているB&Gの真っ赤なサックスストラップ

かれこれ25年ほど使用しています

初代はつい最近ぶっ壊れ、現在2代目。初代がお亡くなりになった時は「最近流行りのバードストラップでも買ってみようかなー」という気になったのですが、調べたらマァ高い。ワガハイのお小遣いじゃとても買えません。

結局、同じ赤ストラップをメルカリで500円で買いまして、大変満足しておりますwww

しかしこれ、買った当時は全然気に入ってなかったんです。

と言いますのも、、、思い返せば西暦2000年頃。

クワマンさんバンドのライブが水戸でありまして。車で駆けつけ、ケースを開けたらストラップが入ってなーい。大慌てで駅前の某大手楽器屋さんに駆け込み、探したところ、、、

売り場にこれしか置いてませんでした・・・

なんでこれしかないの….。普通、YAMAHAの黒いヤツとかあるじゃん!?と思いつつ、何度見てもこの赤いやつしかないんですよwww (水戸ってこういうセンスなのかよ、とちょっと思いました)

背に腹は変えられません。イヤイヤ買いましたとも。

でもですね、ずっと使っているうちに愛着が湧きました。1993、恋をした、oh、君に夢中、普通の女と思っていたけど、的な。その後すっかり相棒になったわけです。地味な服を着ていても、ストラップが赤いだけで映えるし、良い感じですwww

この色でワガハイを覚えて頂ける事もあります。シゲマンと言っても「はぁ、誰だお前?」って感じなのに「あ〜あの時の赤いストラップの人ね」と思い出されたり。ライブが終わって、お客様に挨拶している時、ストラップしていれば「あのサックスの人だ」って気づいてもらえたり。
複雑な気持ちでございますが、きっかけは何であれ、覚えて頂けるのは嬉しいこと。

そう言えばこんな事もありました。

国分寺に、その昔はT’sというお店だったのですが、現在はM’sと名前が変わりましたお店があります。日曜日にたまたまスケジュールが空きまして「よしセッションに行こう」と思い立ち、何も調べずに行った訳です。すると入口に「フリーインプロの日」と書いてある。

フリーインプロ・・・?※1

頭に???を付けて店に入ってみるとセッションホストの方が、「本日はフリーインプロですが、本当に大丈夫ですか?」と聞く訳です。もう、しょっぱなから不安マックスですwww

しかし男子たるもの、ここで引き下がる訳にはいきません。堂々と入場し、何とか数曲こなしていきました。しかし途中途中、参加者の方々が謎めいたことを言ってくるのです。

「やっぱり、あちら系の方なんですか?」「一派ですよね?」「相当お好きで?」

何のことかさっぱり分からず、最後に喫煙所にて一番優しそうな人に尋ねました。何故そんな事を訊いてくるのかって。そしたら、こう言う事だった。

林栄一御大。門下の方にはこのストラップ着用を義務付けられているとか、いないとか?!

 

紆余曲折ありましたが、今日もこのストラップを付けて演奏するシゲマンでありました。
赤いストラップの奏者を見つけたら、ぜひ声をかけてください。(林栄一さんの可能性の方が高いですがwww)

※1フリーインプロ
通常のJazzのように曲が決まっている訳ではなく、全く何も決まっていない状態から誰かが音をだし、その音に合わせて、他の奏者が音を出すようなスタイルの即興セッション。ワガハイはその世界、全く分からず、セッション参加時に他の方へ「どうすれば良いか?」尋ねたところ「誰も分からないから、何でも良い」と言われました。奥が深いです。

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